親戚が集まっての稲刈り作業。
みんなが食べる分をみんなでつくっていた。
みんなが作業をしている傍らで
小さかったわたしは、みんなが運ぶ稲の束からこぼれ落ちた稲穂を拾い集めていた。
踏まれて泥がついたものは、きれいに拭う。
一本だった稲穂が、両手いっぱいになるまで集まったら母に束ねてもらった。
年末はお餅をつく。
薪で蒸されたもち米を、つく前に食べさせてもらった。
あの美味しさを覚えている。
男性陣がが代わる代わるついていく。
次々につかれるお餅を、女性陣が丸めていく。
熱々の大きな餅をばあちゃんがすばやい手つきで丸く小さくちぎっていく。
わたしも粉まみれになりながら、みんなの手つきを真似しながら丸めていく。
「すばやくやらなきゃ、餅がかたなる」
そう言いながら、次々と小餅ができあがる。
鏡餅もみんなの家の数だけきれいに出来上がっていた。
お味噌づくりも、みんなでやっていた。
たくさんの大豆をミンサーでミンチにする。
ハンドルを回すとミンチになって出てくるのが面白くて
ずっと眺めていた。
畳2畳分ぐらいありそうな大きな竹のザルに
ミンチになった大豆を広げて、麹とまぜていく。
きれいに混ざるように、大きく手を動かす。
固まった麹をほぐしていく。
どうしてもどんな味がするのか気になって
こそっと食べてみたら、なんとも言えない味がした。
すぐに見つかって「あらっ!美味しいねー?」って笑われた。
大きな畑でさつまいもを掘ったり、
お茶の葉をつんだり
ばあちゃんの家にみんなが集まって、その季節季節の作業をする。
たいてい、そんな日のお昼は、
ごはんとみそ汁と豆腐と焼き鯖が出てくる。
それらは、自分たちが食べるための作業。
お茶の葉をつんだり
ばあちゃんの家にみんなが集まって、その季節季節の作業をする。
たいてい、そんな日のお昼は、
ごはんとみそ汁と豆腐と焼き鯖が出てくる。
それらは、自分たちが食べるための作業。
わたしの中には、
そんな風景とともに、その時の匂いや味が今でも残っている。
そんな風景とともに、その時の匂いや味が今でも残っている。
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