2016年2月14日日曜日

影舞のこと その3


去年の10月31日に、大谷さんと影舞の会を開いた。
その時の案内文を掲載する。

わたしにとって、初めて開催した影舞の場。

終わって出てくるのは、「ものすごかった」という言葉。
何がものすごかったのか、言葉にすることが今でも難しい。

ただ言えるのは、そこに集った7名によって
初めて生まれた世界だったということ。

その時空間の中で、
それぞれが見た景色は、
言葉にならないところで
それぞれの身に染みこんでいく。


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2015/10/31 「まるネコ堂  なっちゃんの影舞」案内文
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なっちゃん(小林直子さん)は書いている。


  影舞は、相手の指先と自分の指先を触れ合わせる。触れているその間に
  蝶をはさんでいるように、触れた一点に集中する。その蝶の羽が破れな
  いように、放してしまわないように相手の指先にそっと触れる。触れた
  ところから、舞がはじまる。
  [小林直子、『fence worksメールニュースNo.113』 ]


「触れたところから、舞がはじまる」のだから、触れる前に舞は無い。まさ
にその「触れた一点」から、舞がはじまる。その時、それまでは無かった
何かが生まれる。


  相手と自分の間に、ある空間が生まれるような感覚になった時があった。
  その空間に二人がいるような感覚になり、より心地よく、動くままに動
  いている自分がいた。[同]


二人がいるこの「ある空間」は、世界である。これを読むと、世界がどうやっ
てはじまったのか、がわかる。


それまで無かった世界がはじまるというところは、薄い蝶の羽をはさんでい
るような、その一点に、全てが集中する。集中したそれぞれの全てを触れ合
わせることによって、その一点から世界が誕生される。全て、だからこそ、
世界の中に再び居ることができる。


僕たちは、きっといつも、こんなふうに、他者と、お互いの全てがある一点
で触れ合うようなこととして、であ(出会)っている。


なっちゃんは、影舞に対して「私には何も無い」と言う。それは、


まだはじまっていない世界がどうであったかなんて、私には言えない。
ということである。


大谷 隆
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大谷さんから
この企画のことをもちかけられたとき、
声をかけられた嬉しさと同時に
「わたしには何も無い」
そんな言葉が出てきた。

何が無いのかというと、

この影舞を通じて提示したい何かとか、
伝えたい思いとか、
こんなふうに素晴らしいものですよという完成された形とか、

きっと、そんなものが無い、のだと思う。
無いと言ってみて、
じゃあ、何があるのかと、考えてみる。

あるのは、

わたしが、橋本久仁彦さんが開いている
影舞クラスに参加し
影舞をやっている中で感じる面白さ。

その面白さは、
形にはなっていないもの、
わたしだけが見ている景色。

大谷さんは、
わたしにしか見えていないその景色を
面白そうだと言ってくれた。

大谷さんの放つ空間は、
静かで、ゆっくりとしていて、すごく丁寧な空間。
その中で、
わたしは、地に足をつけ、じっくりと
自分が見た景色を丁寧に言葉にしていくことができる気がする。

そして、
集まった方々と、影舞をしあう中で、
それぞれがそれぞれの中で見た景色を
じっくりと言葉にしあうような
そんな時間を過ごせるような気がする。

それは、
その日、その時間、その場所で
初めて生まれる世界。

そんな世界を
ご縁のある方々と一緒に過ごせることを楽しみにしています。


小林直子

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▶日にち :10月31日(土)
▶時 間 :13:30-17:00
▶場 所 :まるネコ堂
      京都府宇治市五ケ庄広岡谷2-167
▶アクセス:JR奈良線・京阪宇治線「黄檗(おうばく)駅」から
      徒歩15分ほど。坂道を登ります。迷いやすいです。
http://marunekodosemi.blogspot.jp/p/blog-page_7.html

▶世話人 :小林直子
▶参加費 :3000円
▶定 員 :6人
▶主 催 :小林直子、大谷隆

▶申し込み:marunekodo@gmail.com(大谷隆)まで。
注意:猫がいます。会場には入れませんが普段は出入りしています。
   アレルギーの方はご注意ください。

翌日から「二泊三日 まるネコ堂円坐」(守人:小林健司さん)があります。
http://www.fenceworks.jp/info.html#/detail/7241572692591428820
こちらもご覧ください。会場での宿泊が可能です。(雑魚寝、寝袋有り)

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