| 4月15日、金曜日の夜に開かれた 「なぎさ食堂(主催はなお)」で、ごはんを作った。 |
メニューを考えているとき、料理を作っているとき、
「来てくれた人に、満足してもらえるような料理が作れるのだろうか。」
そんな不安がつきまとう。
献立や量や揃える食材を決めていく中で
あっちへこっちへ、ぐらんぐらんに揺れまくる。
揺れすぎて、疲れてしまったり
時間を気にして、焦ってきたりする。
そのうち、自分がなぜ料理を作っているのかわからなくなる。
そして、“作りたいと思ってはじめたこと”が、
“やらならければならないこと”に
いつのまにか変わっている。
料理ができて、みんなが食べているとき、
あー、これは、ちょっと味付け薄かったかな―とか、
もうちょっと食べやすく切っておけばよかったなーとか、
そんなことが不安が出てくる。
いったん、そのことに焦点があたってしまうと、なかなか抜け出せない。
みんな、「美味しい」と言って食べてくれているのに、
なかなか素直に受け取れなくなってしまう。
心配や不安が出てくる時というのは、
目の前にあるものを見ていない。
八百屋に並んだ新鮮な野菜とか
炊きあがったつやつやのごはんとか
お湯に入れた葉野菜がきれいな緑色に変わる瞬間とか
料理を食べてくれている人たちの表情とか
目の前にあるものに一瞬一瞬向き合うように作った料理は
きっと美味しく感じられるのだろうと思う。
目の前にあるものに一瞬一瞬向き合っているときというのは、
自分として立ち続けているときだ。
そんなふうに料理をつくりたい。
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